TNM分類
こんにちは。 大腸癌癌取扱い規約の第9版が2018年7月発売ですのでもう1年近く経過しています。 以前、発売後に変更点をチェックしたのですが、再度備忘録としてメモしておきます。ここに記載する内容は筆者なりの解釈や改変が入っているので実際の規約を基本…
こんにちは。 胃癌取扱い規約の第15版が2017年10月発売ですので1年以上経過しています。 しかし未だに規約の内容が覚えきれないので、勉強がてら備忘録としてメモしておきます。 筆者なりの解釈や改変が入っているので実際の規約を基本としてください。 胃癌…
こんにちは。 日本人では頻度は少ないですが、たまに症例があるのでTNM分類をメモしておきます。 症例が少ないためか癌取扱い規約はありません。2016年のWHO classification に準じておきます。同書ではAJCC 7th edition (2010)を基にしています。 T分類 Tis…
こんにちは。 泌尿器病理医が病理その他について思うことを書いています。 本稿では2018年8月に改訂された「精巣腫瘍取扱い規約第4版」をチェックしていきます。 精巣に限らず、UICCのTNM分類第8版に沿う形になっているのが最近の傾向ですね。 さらに泌尿器…
腎癌(腎細胞癌)の病理組織学的TNM分類について以前記載しましたが、腎癌のグレーディングについてもここに記しておきます。現規約では「従来の日本規約」に加えて「Fuhrman分類」についても記載されています。 なお現行のWHO classification にはWHO/ISUP gr…
こんにちは。 先日、「大腸癌取扱い規約-第9版」が発売されました。 2018年7月版です。 自称泌尿器病理医の私でも胃癌・大腸癌をみないわけではないので、昨年に改訂された胃癌取扱い規約に引き続き、このたびの大腸癌取扱い規約についてもフォローしないと…
副腎皮質腺腫と癌の鑑別において用いられるWeiss の criteria について記しておきます。 この指標は9項目からなり、3項目以上を満たせば副腎皮質癌と診断されます。 「Weiss の criteria」 1.高度な核異型2.核分裂像の亢進・・・ 高倍率50視野中5個をこ…
前立腺癌のTNM分類についての備忘録です。2018年2月現在出版されている泌尿器領域の癌取扱い規約においてはこの前立腺癌取扱い規約(第4版)を含めてUICCのTNM分類第7版が採用されています。 T1 実際的にはTUR-P・HoLEP・TUEBの場合にT1a, T1bがつきます。 …
膀胱癌の組織学的TNM分類についての備忘録です。2018年2月現在出版されている泌尿器領域の癌取扱い規約においてはこの腎盂・尿管・膀胱癌取扱い規約を含めてUICCのTNM分類第7版が採用されています。 膀胱癌の診断に際しては多くはTURBTあるいは生検が対象と…
腎癌(腎細胞癌)の病理組織学的TNM分類について記しておきます。古い規約と現規約では異なるので自身が覚えきれておらず、備忘録的な記事になります。 多くの切除腎細胞癌症例は腎に限局していますが、腎に限局していればT1かT2になり、腫瘍の最大径によ…