uropatho’s diary

泌尿器病理医によるブログ

MENU

スポンサーリンク

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

膀胱second TUR切片にみる類上皮細胞

膀胱癌に対するsecond TUR切片です。 壊死や肉芽組織とともに集簇するepithelioid な細胞を認めます。 核異型は目立たず、組織球かと思うも100%carcinomaを除外する自信 がなく、、念のため免疫染色を施行しました。 CD68の免疫染色で多くの組織球が集簇する…

腎血管筋脂肪腫 angiomyolipoma

泌尿器科領域でAMLといえば腎良性腫瘍である血管筋脂肪腫。 病理医と話をしていてAMLですといえば普通は急性骨髄性白血病 を想起するでしょうが、私はangiomyolipomaを考えます。 腎エコーで高輝度を示しますし、CTで脂肪成分があれば 診断は難しくないため…

【組織像】副腎皮質腺腫 adrenocortical adenoma

Adrenocortical adenoma の組織像です。 副腎皮質に類似した淡明な細胞。 好酸性の細胞。図では黒褐色の顆粒(lipochrome)を含む細胞が目立ちます。 細胞質の豊富な細胞だけでなく、かなり小型の細胞をまじえる こともあります。 好酸性の緻密な細胞質を有す…

【肉眼像】副腎皮質腺腫 adrenocortical adenoma

副腎皮質腺腫の肉眼像です。黄色~黒褐色の割面を示します。 原発性アルドステロン症の症例では小さいことが多く(2.5cm以下) Cushing症候群の症例では大きいことが多い。

副腎骨髄脂肪腫 myelolipoma

副腎の骨髄脂肪腫 myelolipoma の症例。 黒褐色割面で一部に黄色部分を含む。 副腎被膜直下にわずかに皮質細胞が確認できる。 成熟脂肪組織と血球成分からなる。

副腎ganglioneuroma

副腎発生の神経節腫 ganglioneuroma の症例。 副腎の皮質がとりまいて割面は灰白色の腫瘤を形成する。 大型の神経節細胞と神経線維・Schwann細胞により構成される。 この症例では副腎皮質と腫瘍が混在しています(左下に皮質細胞)。

スポンサーリンク