膀胱癌の治療として膀胱内へのBCG注入療法がなされることがあります。CISに対する治療目的やTURBT後の再発予防目的ですね。
治療にともない男性の場合はPSA上昇がみられることもあり、前立腺癌の除外のために生検されることがあります。膀胱内への薬剤注入ですが前立腺での炎症を惹起してしまうということです。臨床経過として「膀胱癌に対するTURBTのちにBCG注入歴あり、PSA〇〇と高値のために針生検を施行しました」などと書いてくれていることがほとんどですが、臨床情報が乏しいと戸惑う可能性もあるかもしれません。