以前の記事で「スマホで顕微鏡写真をとる」というテーマを書きました。
何も道具は使わずに手だけで撮影できるという内容で、
実際そのやり方でずっとミクロ画像を撮影してきました。
しかし、撮りたいと思ったときの顕微鏡に室内光が映り込んだり、自分の調子が
悪くて手ぶれしてしまうこともありました。
そこで今回、自作で「顕微鏡写真撮影用のアダプター」を作成することに。
目的は「手振れせずピントがあう」「光が映りこまない」です。
作成手順は
①15mmの厚みの材質をチョイス
②スマホのカメラをあてがう部分に適当な大きさの穴を作成する
とりあえず作成してみたのは「木材」と「ポリスチレンボード」。
木材は昔ダイソーで買った木のブロック(8個で100円, 60x30x15mm)。
ポリスチレンボードも昔ダイソーで買ったカラーボード(厚み5mm)。
撮影穴はスマホを使用して計測しつつ、顕微鏡側は25mm径、スマホ側は15mm径と
することに決定。
木材は径25mm/15mmとなるように円錐形に削りだし(子供に借りた彫刻刀で1hほどの作業)。
ボードはそれぞれ25mm/20mm/15mmの穴をカッターでくりぬいてボンドで接着(なんだかんだ1hほど)。
(↑小さい方がスマホ側で大きいほうが顕微鏡側になります)
(↑カッターでの穴あけがいまいちながら実用に問題なし. 5mm×3枚で15mm厚)
(↑木の方は小さいので単眼にあてがう。ボードの方は両眼にあてがうので安定する)
素人の工作なので、クオリティーにはちょっと問題がありますが、使用感はなかなか良好。なによりコスト的に実質10円ちょいで作れてしまうのが利点ですね。
カラーボードのほうが大きく(5x12cm)て片手であてがいやすい反面、穴の位置あわせや
耐久性にはやや難があります。
木材のほうは小さく(6x3cm)て顕微鏡にあてがうのがやりにくいけれども穴の位置あわせはやりやすく、耐久性には優位性があります。
カラーボードのほうは自宅用、木材の方はかばんに入れての持ち運び用としました。